八綱弁証
八綱弁証とは?
表証、裏証、寒証、熱証、虚証、実証、陰証、陽証
上記の8つで診断する方法です!
まずは、表証と裏証から
①表証・・・こちらは体の表面の事です。皮膚、筋肉、経絡が
含まれる場所で、比較的病気の初期段階に現れる事です。
体の奥まで行かずに表面の浅いところにある症状ですね。
風邪の初期症状などが表証なんです。
②裏証・・・こちらは表証の反対で、体の内部の事を示します。
内臓ですね。風邪による高熱や咳、黄痰などは邪気が直接
臓腑、血液、髄液に侵入したときに引き起こされる証なんです。
こりゃ完全に風邪ひいたな!こうなったら裏証ってわけですね。
次に寒証と熱証
③寒証は冷え症候群って事!
タイプは3つありまして、表寒証・裏寒証・虚寒証です。
表寒証は、ざっくり言うと風邪、冬の風邪
裏寒証は、ざっくり言うとアイスの食べすぎ、冷房で冷えたなど
虚寒証は、ざっくり言うと元々の体質や老化、慢性病です。
④熱証
これは、体に熱がある症候群です
こっちも3つのタイプがありますよ!
表熱証、裏熱証、虚熱証です。
表熱証は、これまた風邪です。夏風邪
裏熱証は、辛いもの食べすぎた、お酒飲みすぎたなど
虚熱証は、更年期障害、過度な性生活、慢性病発熱病の後期
へー。なるほどなぁと思いませんか?たしかに、
下痢という症状でも、風邪での下痢、冷えすぎた下痢、
体質で下痢しやすいなど様々なんだなと
改めて理解しました。
次回は、虚証と実証、陰証と陽証について書こうと思います。